子どものコミュニケーションについてです。
赤ちゃんって見てるだけでと可愛いですよね。親はちょっとした反応に喜びを感じるものです。
子育ての中で”いつ話すのかな”、”あれ、言葉が少し遅いかな?”等々気になることもありますよね。
コミュニケーションと言えばどうしても大人はしゃべれる”言葉”に注目しがちです。
「ほら、ワンワンだよ!」「言ってみて」といくら親が期待しても難しい時期もあります。
”言葉”を話すまでには順序があり、積み重ねてきたことがあるから”言葉”になるのです。
いつからはじまる?言葉の土台となる5つの力とは!?について解説していきます。
【結論】
実は生まれた直後からコミュニケーションは始まっています。
☆土台となる5つの力
①人への強い関心
②人の動きに同調する力
③微笑みのパターン
④声や表情で発信
⑤音を聞き分ける力
これらの力が生後直後の赤ちゃんからすでに身に着いており、そして時とともに育っていきます。
どれも欠かすことのできない重要な力となっています。
知っているのと知らないのとでは子育ての楽しさ、関わり方が大きく変わってきます。
【解説】
では一つずつ解説していきます。
①人への強い関心
研究結果から乳児は物より人の顔を長い時間見つめると言われています。
視覚刺激に対する乳幼児の興味に関する研究
◎のついた画像に持っても注目すると多くの研究で証明されています。
②人の動きに同調する力
意図なしに、自然に大人の動きにシンクロナイズしています。
例えば:大人が舌を出したり引っ込めたりすると乳児も同じリズムで始めます。
③微笑みのパターン
“新生児微笑”外からの刺激とは無関係に生じると言われていますが…
微笑みは手間のかかる育児に対する最高の報酬ですね。
乳児は親の愛情と働きかけを引き出す力を生まれつき持っています。
④声や表情で発信
楽しいときは笑う、不快な時は顔をしかめる、泣く
表情やしぐさから気持ちを感じ取ることができます。
その表情やしぐさを読み取り”お腹空いたのかな?””遊んでほしいのかな”と推測しています。
要求が叶った時には泣き止んだり、笑ったりして教えてくれるでしょう。
⑤音を聞き分ける力
研究:生まれつき人の声とそれ以外の音を聞き分ける力があります。
だからこそお母さんやお父さんに話しかけてもらえると泣き止んだり、楽しそうにします。
言葉を発する前にたくさんの土台が存在します。
言葉でのコミュニケーションを意識しがちですが、ノンバーバルなコミュニケーションの上で成り立っていることをお忘れなく。