文字ってどれくらいで読めるようになるか、どうやったら興味を持つようになるのか、学習していく基盤になるところなので気になりますよね。
文字を読むときにどのように育っていくのかわかると、子ども目線で段階を合わせる、興味のある事から始められるため知っておくことはとても大切です。
三つのポイントを解説していきたいと思います。
【目次】
・一番初めに読めるようになる文字とは!?
・まずはひらがなをかたまりとして読めるようになる
・言葉を音の粒に聞き分けられる
【解説】
・一番初めに読めるようになる文字とは!?
ずばり数字です。
ひらがなと数字には明確な違いがあります。
それは一つの文字に対して意味を伴うかどうかです。
「あ」の一文字だけでは意味を持ちません。
「1」 は一文字でもたくさんの意味を持ちます。
1階、1番、1個など
「あ」という記号に「あ」とうい音を結び付けていくことで文字が読める様になります。
しかしここに意味が伴わないと覚える動機やモチベーションは持ちにくいでしょう。
数字はエレベーター、電話、時計、「お菓子は3個ずつねー」など、生活の沢山の場面で目に触れたり、使ったりすることがあります。
一文字に意味がある分、記憶として残りやすいです。
・まずはひらがなをかたまりとして読めるようになる。
”自分の名前”
幼稚園や保育園に入る際に、自分の持ち物すべてに記名をすると思います。
例えば:やまだ はなこ
まずは名前をかたまりとして、一つのシンボルとして読めるようになります。
この段階では一つ一つの文字はまだ読めません。
時にははなこだけを見て「やまだ はなこ」と読むこともあります。
・言葉を音の粒に聞き分けられる
ごりら → ご・り・ら → 3つの音
文字を読むということは「記号を音に変換する」工程を繰り返すことで読むことが出来る様になります。
そのためには一文字に対して1つの音が結び付いているということを理解している必要があります。
「ごりら」という言葉を聞いたときに「ご・り・ら」と3つの音から構成されているということを把握することが大切です。
昔ながらの遊びで言葉遊びがあります。
実は文字を読んでいく上でとても大切な要素となるので楽しみながら子どもと出来るといいと思います。
おすすめの遊び
① ひらがなリズム遊び
おとな「ご・り・ら」 →こども
お題となる言葉の文字の数だけ拍手をします。
② 反対ことば遊び
「ねこ」 → 「こね」
まずは少ない文字数から問題を出し合ってみましょう!
③ たぬきことば
「た・ぬ・き からたをぬくと?」 → 「ぬ き」
④ しりとり
⑤ 「あ」から始まる言葉ゲーム
「あ」で始まる言葉を沢山見つけましょう
文字が読めるようになった後でも音の粒を頭の中で操作できることは、スラスラ音読する、文章を考える上でもとても重要な要素です。
小学生になってもぜひ取り組んでいきたいものです。
ぜひ参考になれば嬉しいです。