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離乳食でモグモグ、カミカミ噛むための3つのステップ

離乳食を進めるにあたってモグモグ、カミカミ噛んでいるかのがわかると次の食形態のステップにいきやすいですよね。

ただこんな悩みもありませんか?

 

「モグモグ噛めているのかな」

「食べ物を吸っている気がする」

「噛めずに口から出すことがある」

 

今回は離乳食のモグモグ、カミカミについて解説していきます。

 

 

【結論】

①噛めているかどうか確認する方法

・口が左右非対称に動いていること

 

②モグモグ、カミカミを促す方法

・一口量の調整、前歯でかじり取る練習

 

③丸のみに注意する!

・モグモグの回数、飲み込む時に舌が出てくる

 

 

【解説】

では順番に解説していきましょう。

 

①噛めているかどうか確認する方法

・口が左右非対称に動いていること

 

口を閉じてモグモグしていると口の中が見えず本当に噛んでいるのか確認が難しいものです。

口を外から確認した時に食べ物を噛む時の口の動きがわかっていると確認しやすいです。

 

<噛む時に口の中で何が起こっているのか>

①スプーンから食べ物を取り込む

②舌を左右に動かして食べ物を奥歯(歯ぐき)にのせる

③奥歯(歯ぐき)の上から食べ物が転がらないように頬と下で挟む

④顎を上下に動かして噛む

⑤噛んで細かくなった食べ物を口の中でまとめて飲み込む

 

②~③のとき片方に食べ物を寄せているので外から見た口は左右非対称になっています。

下の写真を参考にしてみてください。

 

 

カミカミは一番右の男の子です。

口角が右に寄っていて、右側で噛んでいる証拠です。

 

 

②モグモグ、カミカミを促す方法

・一口量に調整、前歯でかじり取る練習

上手な噛み方を促す方法をご紹介します。

 

・子どもの口に合った一口量にする

子どもの口の中は大人が思うより小さいです。

口の中で動かしやすいように少し小さいなと思うくらいでOK

子ども用スプーンの先端半分に乗るくらいに量が良いでしょう。

 

それでも口に取り込んだ時に口もとからこぼれてくるようであれば大きすぎます。

スプーンの先端1/3くらいの量に調整してみましょう。

適切な一口量は今後自分で食べるようになった時に、早食べ、詰め込み食べを予防できます。

 

・前歯でかじり取る練習をしましょう

前歯は食べ物の情報を取り込むためのセンサーの役割を担っています。

食べ物が熱いか、冷たいか、固いか、柔らかいか。

前歯でかじり取る練習をすることによってセンサーで沢山の情報をインプットします。

 

前歯で噛む

脳に指令”固いものは入ってきたぞ”

舌で動かして奥歯で噛む

こんな流れで情報が伝わっています。

 

<噛む練習になる食べ物の工夫>

・煮物の野菜をスティック状にする

・ご飯を長細い俵上のおにぎりにしてかじり取る

(この時期は海苔はつけずに)

・バナナを縦半分に切ってかじり取る

・卵ボーロ、赤ちゃんせんべい、1歳用のかっぱえびせん等のお菓子

(がりがりと咀しゃくする音が脳に伝わりやすいです)

 

 

③丸のみに注意する!

・モグモグの回数、飲み込む時に舌が出てくる

 

食べ物を固形のまま丸のみしてしまう危険性もあるため、注意が必要です。

何回くらい噛んでいるかな?

始めのうちは固形も柔らかいので3~4回くらいカミカミしていればOK

 

噛んだあと飲み込む際に舌が口から出てきていたら要注意。

無理に飲み込んでいる可能性があります。

固形の大きさを小さくしてみたり、柔らかくしたりする必要があります。

 

以上がモグモグ、カミカミするための基本的な3つのポイントです。

参考になれば嬉しいです。

 

 

個人差があるため、いろんな具体例について今後投稿していけたらと思っています。

 

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子どもの遊び・日常生活(食事、着替え、トイレ、社会参加)、学習(読むこと、書くこと)のプロフェッショナルが解説!子どもの行動にどんな背景が潜んでいるのか、どんな方法で育ち、発達していくのか? 1000名以上のお子さんから学ばせていただいたことをお伝えしていきます。