今回はトイレトレーニングの開始時期についてです。
トイレトレーニングっていつから始めるもの?
始めてはみたもののなかなかうまくいかない…
こんな悩みありませんか?
実はトイレトレーニングはたくさんの要素が関連しており、
「〇歳で始めましょう」
という基準を持つことは難しく、個人差が大きいです。
開始するにあたってどのようなポイントを踏まえておけばよいのか
どんな進め方が良いのかまとめてみました。
【結論】
以下のポイントを押さえましょう。
①おしっこの間隔が2時間以上空いているか
②おしっこが出た感覚に気づいているか
③生活リズムがある程度決まっているか
④環境の準備が出来ているか
これらの項目がある程度整っているとトイレトレーニングに取り組みやすいと思います。
【解説】
①おしっこの間隔が2時間以上空いているか
そもそも体の成長として膀胱にしっかりおしっこが溜められる必要があります。
年齢があがるとともに少しずつ一日のおしっこの回数が減ってくると思います。
膀胱に溜められる容量が増加しているということです。
おしっこの間隔が1時間ほどの時にトレーニングを始めてしまうと
一日の中で起きている間に10回以上もトイレに行くことになってしまいます。
これだとさすがに子どもも嫌がりますよね。
まずはどれくらいの間隔があいているのかチェックしましょう。
②おしっこが出た感覚に気づいているか
おしっこの感じ方には3段階あります。
気づきやすい順番に
出た感覚→出ている感覚→出そうな感覚
この中でどれに気づいていどうか見ていきましょう。
”おしっこ出た時に報告してくれるかな”
”おしっこが出ている時に立ち止まったりしているかな”
”おしっこが出る前にモゾモゾしているかな”
個人差はありますが、出た感覚・出ている感覚は1歳過ぎから
出そうな感覚は2歳過ぎから感じられるようになると言われています。
始めはぎりぎりにならないと教えてくれなかったり、
遊びに夢中になっていると漏らしてしまうこともあります。
少しずつおしっこが出そうな時にトイレまでちょっと我慢したり、
おしっこが出そうと感じていなくてもトイレに行けば出すことが出来たり、
子どもなりの成長が見られていきます。
③生活リズムがある程度決まっているか
おおよそ同じ時間に朝起きてお腹が空いて、ご飯を食べて、トイレにいきます。
その繰り返しでまた眠りにつきます。
保育園や幼稚園に通い始めると大体の生活リズムは構築されていきます。
その前から生活リズムが出来ているとおおよそ決まった時間にトイレに行きなくなります。
現在の生活様式は多様化しており、様々な過ごし方があります。
可能な限り規則正しい食生活ができると良いでしょう。
④環境の準備が出来ているか
昔は布おむつで濡れると気持ち悪いと感じやすかったのに対し、現在の紙おむつは吸水性に優れ不快感はほとんどありません。
パンツにしてトイレトレーニングをするということは失敗した時に、洗ったり、干したりする手間が増えます。
失敗しないように頻回におしっこに誘っていると膀胱に十分な量がたまる感覚を感じにくくなります。
失敗しても大丈夫!と
大人はどっしりと構えられる余裕が必要です。
失敗しても叱らないということはよく言われていることだと思います。
実は成功できたときに極端に褒めすぎることもあまりよくありません。
なぜなら失敗したときとのギャップが大きく褒められなかった時の落胆が大きくなるからです。
・洗濯物がかさばらない夏に挑戦する
・長期休みの時など家庭の余裕がある時に始める
などお母さんやお父さんも気持ちの余裕が作れる開始時期の工夫をすると良いでしょう。
以上が4つのポイントです。
トイレトレーニングを始める前に確認してみるとスムーズに楽しく、こどもの成長を見守っていけると思います。