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着替えの教え方はこれで決まり!押さえておくべき2つのポイント

自分で着替えるようになってほしいけど、どうやって教えたらいいんだろう。

子どもってなかなか自分から進んで着替えてくれないですよね。

 

小さいお子さんは着たくないと逃げ回ったり、

あるいは「めんどくさい」「やって」というお子さんもいます。

子ともにとって着替えってなかなかやる気になれないのは何ででしょう。

 

どうやって教えるのが一番効率が良いのかここで解説します。

 

 

【結論】

①着替えるための目的を作る

②最も早く身に付く着替えの教え方

”自分たちと同じ方法で着脱させる”

 

この2つのポイントを押さえておけば、着替えてくれないイライラもきっと解消されます。

 

 

【解説】

①着替えるための目的を作る

 

例えば…

朝の着替えってなかなか進まないですよね。

「はやく、はやく」

といくら言っても変わらないし、むしろ手が止まっています。

終いには「やって」と大人任せ…

 

こんな日常よくありませんか?

 

実は着替えとは”身の回りのことで最も目的になりにくい活動”です。

 

どういうことかというと

 

移動は行きたいから好きな所に向かう

どんどん歩くことで上手になる

 

食事はおいしいから食べたい

自分で食べるが育つ

 

トイレは出すことが爽快

気持ち悪いから変えてほしい

 

着替えって…大人にとっては

「おしゃれがしたい」

「可愛く見られたい」

という社会文化的な目的があります。

 

「寒いから着る」

「熱いから脱ぐ」

といった生理的な目的もあります。

 

子供にとって着替えること自体が目的にはなりにくいのです。

だから子供も「やって」になりやすいです。

 

では、どうしたらやる気になってくれるのだろうか。

 

”着替えはその後にある出来事のために行うもの”

 

起きたからパジャマから着替えるではなく、

 

”プールに入るために着替える”

”出かけるから着替える”

 

目的の出来事の直前に着替えると子供はやる気になります。

 

朝着替えるなら、出かける直前にやってみるのはいかがでしょうか。

好きなキャラクターの服、自分で朝決めた服で着替えてみたら意外とやる気になるかもしれません。

 

きっと自分でやろうという気持ちを育てていけると思います。

 

 

②最も早く身に空く着替え方→自分たちと同じ方法で着脱させる

 

お子さんが小さいうちのお着替えは

「ばんざーい」で脱がせていませんか?

 

自分で脱ぐときはどうしていますか?

腕を抜いて、もう片方の腕をぬいて、頭抜いて

あれ?バンザイなんてしてない!

 

子どもも早い段階から脱がせる順番は

①腕を抜く→②頭を抜く

この順で脱がせてあげるといざ自分でやる時やり方は一緒です。

 

手順を知っているから楽々できちゃいます。

 

<手伝いのポイント>

①身体には触れず、服だけを持つこと

服に張りを作ることで服の中で腕が沿う道ができて動かす方法がわかりやすいです。

 

例えば:

脱ぐ時→腕の引き抜きは袖を上に引っ張りながら持つだけ。自分から腕を抜くようになります。

 

着る時→頭を通した後に袖はピンと張りを作ってあげると腕を通す方向がわかりやすいです。

→ズボンは両足に分かれるようにしっかり左右に広げましょう。

 

 

②最後は子ども自身の力で完結するように

 

最後は子どもだけの力で完結するように手伝うと達成感が◎

 

例えば…

脱ぐ時→頭からシャツを取る所、ズボンなら足首から取る所

着る時→シャツは袖を通す所、ズボンは上まで引き上げる所

 

子どもの達成感ももちろんですが、大人も「できたー!」「頑張ったね」と褒めやすいポイントにもなります。

 

毎日行う着替え。

子供の立場、視点で目的を考えて取り組んでみてはいかがでしょうか。

参考にしていただけたら嬉しいです。

 

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子どもの遊び・日常生活(食事、着替え、トイレ、社会参加)、学習(読むこと、書くこと)のプロフェッショナルが解説!子どもの行動にどんな背景が潜んでいるのか、どんな方法で育ち、発達していくのか? 1000名以上のお子さんから学ばせていただいたことをお伝えしていきます。