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子どもの食べムラ。科学的な視点からみた改善策

子どもって食べたり、食べなかったりムラがありますよね。

好きなメニューのはずなのに何だか食べるのがゆっくりでなかなか進まない、最終的には残すなど。

一生懸命作っている大人からすると「せっかく作ったのに」と少しイライラを感じてしまいますよね。

 

子どもの食べムラにはどんな要素が関係しているのか。

今日はなんだか食べたくない、遊んでいたいから食卓につかないなど気持ちもあるとは思います。

今回は食事ムラの背景にあることを科学的な視点から解説していきます。

科学的な視点を持つことで「それならしょうがないか」と気楽に思えるきっかけになれば嬉しいです。

 

 

【結論】

一番重要なことは食事の生活リズム

 

①消費カロリーと食事量

②空腹感

③満腹感

 

ポイントはこの3つ。

 

当たり前と思われる分、見逃しやすい点でもあると思うので詳しく解説していきます。

 

 

【解説】

①消費カロリーと食事量

 

そもそも食事量をしっかり食べるためには、それ相当のカロリーを消費する必要があります。

子どもの食べムラはその日、一日の活動によって分析することが出来ます。

 

例えば…

消費カロリー大

・外で良く遊ぶ、幼稚園や保育園にいって友達と過ごす、お出かけをする

 

消費カロリー小

・室内で遊ぶ(おままごと、絵本など)、テレビを観る、ゲームをする

 

食事の前に、一日を通してどんな過ごし方だったかなーと振り返ってみると良く食べる日の過ごし方の共通点が見つかるかもしれません。

 

 

②空腹感

 

一般的には子どもの食事は

”朝・昼・夕の一日3食+午後のおやつ”

が良いをされています。

 

これ以外に朝と昼の間や夕方に間食をすることもありませんか?

朝・昼・夕の3回に食事が分かれていることにはちゃんと理由があります。

 

次の食事までに体の中で食べたものが消化され、お腹が空っぽになったことを脳が感じ取り”空腹感”として認識する必要があります。

そのためにはなるべく3回に食事を寄せて、食事の間隔を開けていくことが必要です。

 

 

③満腹感

 

食事を食べは初めて約30分後に脳へお腹に食べ物が溜まっていることが伝わり、満腹中枢が刺激されます。

*個人差あり

 

つまりだらだらと40分~1時間近く時間をかけて食べている子どもにとっては

「早く食べなさい」

と声をかけてもすでにお腹いっぱいと感じていることもあります。

 

 

★こんな時のポイント

・30分程度で食べきれる少なめの量にしよう

 

大人が少ないかなと思うくらいが良いです。

始めから少なくしておくことで子どもにとっては食べきれる!という見通しがが立ちやすく、短い時間で集中して食べることが積み上がってきます。

 

足りない時は”おかわり”をすればいいのです。

”おかわり”は子どもにとっても嬉しい行為。

大人も「よく食べるねー」と褒められるポイントでもあります。

 

 

食べない理由が子どもの気分の問題ととらえてしまうとどうしても大人のかかわりも感情的になってしまいます。

科学的な視点を持つことで食べない背景を考え、「これならしょうがないか」と思えると少しは気楽に考えられるかなと思っています。

 

 

ぜひ。参考になれば嬉しいです。

 

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子どもの遊び・日常生活(食事、着替え、トイレ、社会参加)、学習(読むこと、書くこと)のプロフェッショナルが解説!子どもの行動にどんな背景が潜んでいるのか、どんな方法で育ち、発達していくのか? 1000名以上のお子さんから学ばせていただいたことをお伝えしていきます。